BISデザイン研究所|東京都中野区の一級建築士事務所

structural設計用語集 構造編

ア行
アールシーぞう 【RC造】鉄筋コンクリート構造。コンクリートの中に鉄筋を組合わせてつくる構造。
アンカーボルト 鉄骨部材や木造の土台をコンクリートに緊結するための埋込みボルトの事です。土台が地震などで基礎からずれたり、はずれたりするのを防ぐ為に使います。
いけいてっきん 【異形鉄筋】鉄筋とコンクリートの付着を良くする為、表面に節状の突起がある鉄筋。
いちころしあげ 【いちころ仕上】塗装や左官工事で、数工程かけてする作業を一度で仕上げる事。
うちのり 【内法】内側を計った時の寸法の事です。
うちはなしコンクリート 【打放しコンクリート】RC構造で型枠を取り外した面が、そのまま仕上げとなるコンクリート。
うわば 【上端】部材の上面の事です。<同義語=天端(テンバ)>
エーエルシーばん 【ALC版】軽量気泡コンクリート版の略語。コンクリートに比べて比重が軽く断熱性等に優れています。多くの場合鉄骨造の建物の外壁に用います。
えきじょうかげんしょう 【液状化現象】水が飽和している緩い砂地盤が、地震により水圧が急激に上昇し、液状になる現象。阪神大震災でも埋立地などで被害がみられた。
エキスパンションジョイント 細長い建物やL型建物などで、建物の地震時の変形などに追随できるようにした接合部。
エスアールシー 【SRC】鉄骨鉄筋コンクリート構造の略語。鉄骨造の引っ張り強さとコンクリートの圧縮強さを兼ね備えた強力な構造です。
えんちょくかじゅう 【鉛直荷重】建物に重力と同じ方向に働く荷重の事。建物自重、積載荷重、積雪荷重などあります。
おうかざい 【横架材】建物の骨組で、横に架け渡された構造材。梁、桁、棟木、母屋、胴差、土台など。
おうりょく 【応力】骨組に外力が加わる時、これに抵抗するように部材内に生じる力。
おうりょくど 【応力度】単位面積当たりに作用する応力の大きさ。
おおびき 【大引】根太を受ける部材の事。
カ行
がいりょく 【外力】地震力や風圧力の事。
かじゅう 【荷重】建物の骨組に加わる力。
かたわく 【型枠】コンクリートを流し込んで形を作る為の枠。木製や鋼製の枠がある。
かぶりあつさ 【被り厚さ】コンクリート表面から鉄筋、鉄骨までの被覆厚。
かべしきこうぞう 【壁式構造】ツーバーフォー構造やプレハブ構造に多くみられる構造で、柱や梁が無く、壁だけで支える構造のこと。
きそ 【基礎】建物の荷重を支え、地盤に伝える下部構造。独立基礎、布基礎、べた基礎、杭基礎などがあります。
きそパッキン 基礎と土台の間に挟んで床下の換気を確保する為の部材です。基礎を切欠く従来の床下換気口より換気効率が良く、コンクリート立ち上がり部にも断面欠損がいらないという利点があります。昔はネコ土台と呼んでいました。
きょようおうりょくど 【許容応力度】部材が破壊しない安全な強度のこと。
きりど 【切土】土地を平らにするために高い部分の土を削り取ること。<関連=盛土>
くいきそ 【杭基礎】軟弱地盤などで建物の荷重を地耐力で支持できないときに、杭で荷重を支持地盤まで伝える基礎。コンクリート等の柱状の杭を地中深くまで埋めます。
くたい 【躯体】構造体のこと。柱、梁など主要な構造部分全体を示す。
くだばしら 【管柱】木造2階建て以上の場合に、各階ごとに横架材を支える柱。<関連=通し柱>
クラック 亀裂、ひび割れの事です。外壁のクラックは雨漏りなどの原因になる場合があります。
くりいし 【栗石】岩石を割って作った基礎地業に使う石材。基礎の下に敷き、突き固めて地盤を強固にするために使う。<同義語=割栗石>
けた 【桁】屋根の軸組において、梁を受けるために直角方向に架ける部材。通常は建物の長手方向に桁、短手に梁をかける。<関連語=軒桁>
ごうしょう 【剛床工法】構造用パネルや構造用合板を、住宅の2階や3階の梁や根太に直接留めつける剛性(強度)をUPした床の事です。この工法は水平力に対して特に優れており、一般の在来工法に比べ4倍以上の剛性があります。
ごうせい 【剛性】建物の骨組に外力が加わった際の弾性変形初期の抵抗の度合い。
ごうせつごう 【剛接合】部材の接合形式の一つで骨組に外力が加わり部材が変形しても接合部が変形しない接合方法。
こうぞうようごうはん 【構造用合板】建物の構造耐力上主要な部分に使われる合板の事です。最近はホームセンターでも見かけます。
こうぞうようしゅうせいざい 【構造用集成材】挽き板を繊維方向に組合せ、接着剤で接合した木材加工製品。節などの欠点を取り除いてあるので強度のばらつきが少なく、狂いや割れが生じにくい。また耐力が大きく3階建て木造住宅ではよく使われている。<関連=集成材>
こやばり 【小屋梁】小屋(屋根の軸組)に架けた梁のこと。
こんこうぞう 【混構造】異なる建築方法の構造体をひとつの住まいの中に組合させること。例:1階S造、二階以上を木造。
サ行
ざいらいこうほう 【在来工法】日本でもっとも伝統的な木造の建築工法で、柱・梁・筋かいなどの組合せで構成します。最近は筋かいの代わりに構造用合板(面材)を用いることも多いです。<同義語=木造軸組工法>
ざがね 【座金】ボルトにナットを締め付ける際に、母材にナットやボルト頭がめり込まないようにする鋼製の板。<同義語=ワッシャー>
じかばりこうほう 【直張工法】板などを張る場合に下張りを設けず直接下地に張る工法。
じくぐみ 【軸組】壁の骨組(柱、土台、梁、筋かい)。
しくち 【仕口】古くから木材同士をつなぐために加工する接手(つぎて)、組手の切り口のこと。現在ではつないでから、さらに金物で補強する。
じしんりょく 【地震力】地震時に建物に加わる水平力。
したば 【下端】部材の下面。<関連=上端(うわば)>
すいへいりょく 【水平力】建物に加わる地面と水平方向の力で、地震力、風圧力などがある。
すじかい 【筋交】建物の変形を防ぐために四角形に組まれた部材の対角線上に入れる部材
すじかいプレート 【筋交プレート】筋交の取付けを確実にする為に用いられるZマーク表示金物。
すてコンクリート 【捨てコンクリート】基礎のフーチングや土間コンクリートを打設する前に、割栗や砕石地業の上に打つコンクリート。
スパン 骨組の支点間距離。
せきさいかじゅう 【積載荷重】建物の床に載る荷重。人や家具等の荷重。
せきせつかじゅう 【積雪荷重】積雪によって建物に加わる荷重。
せつごうぶ 【接合部】部材同士の取り合った部分。
せわり 【背割り】乾燥による割れを防ぐため、柱などにあらかじめ裏になる側に切れ目を入れておくこと。
そうかんへんけいかく 【層間変形角】地震時に対する建物の水平変位を階高で割った値。
タ行
ダイヤフラム 鉄骨造の柱梁等の接合部の応力伝達を担い、仕口の剛性を高めるために設ける鋼板。
たいりょく 【耐力】骨組や構造部材が外力に対して、破壊せずに耐えられる最大の力。
たいりょくへき 【耐力壁】地震、風圧による水平力、建物自重・積載荷重などの鉛直力に抵抗する壁。
たっぱ 【建端】建物の高さの事。
たるき 【垂木】野地板を支える部材。
ちたいりょく 【地耐力】地盤の強さを示す数値で、どの程度の荷重を支持できるか判ります。地耐力についてはボーリングで調査します。また、載苛試験によって確認する方法もあります。
つうきこうほう 【通気工法】壁内部に空気の通り道(空気層)を設ける工法。通気性を確保し壁内部の結露を防ぎ材料の長寿命を図る。
ツーバイフォーこうほう 【2×4工法】2インチ×4インチを中心とする規格材を基本で組んだ枠組に、構造用合板などを打ち付けた床面、壁面、天井面で荷重を支える工法。<同義語=枠組壁工法>
つか 【束】木造住宅などで母屋、大引を支える部材で、小さな柱のようなものです。
つかいし 【束石】束を受けるのに用いられる部材。
つらいち 【面一】表面が平滑で段差がないこと。
てっきんコンクリート 【鉄筋コンクリート】コンクリートを鉄筋で補強した構造材料。<同義語=RC(アールシー)>
とうけつしんど 【凍結深度】地盤の凍結がしなくなる地表面からの深さ。
どうさし 【胴差】木造で2階以上の床の位置で床梁を受け、上下階の管柱を受ける横架材。建物の胴体の部分を固める役割をする。
とおしばしら 【通し柱】1階から2階まで通っている1本の柱。
どうぶち 【胴縁】壁の下地部材。
どくりつきそ 【独立基礎】柱の位置に単独で設けられる基礎。
どだい 【土台】基礎の上の横木。柱からの荷重を基礎に伝える。腐りにくく虫害にも強い材が使用される。
とりあい 【取合い】天井と壁、壁と床など、物と物との接する部分のこと。
ナ行
ぬのきそ 【布基礎】断面が逆T字型で、壁の方向に帯状に続いている基礎。主に木造建築に使われる。
ねだ 【根太】床板を支える部材。大引きや床梁の上に架けて、床板と直角方向にわたす。
のきげた 【軒桁】棟木とともに、垂木を受ける横木。
のじいた 【野地板】屋根材(スレート瓦など)の下地として貼る板(合板)。
ハ行
はごいたボルト 【羽子板ボルト】木造の仕口部分を繋ぐ羽子板形状の補強ボルト。外力を受けた時の抜け落ち防止に使用。
はこかなもの 【箱金物】コの字形をした木造用の補強金物。土台と柱、通し柱と胴差しなどの仕口に用いられる。
ぱねるこうほう 【パネル工法】プレハブ工法の一つで、現場作業の省力化のため、床、壁、などを工場でパネル化した工法。
はり 【梁】建物の上からの荷重(柱など)を支える為に横に架けた部材のこと。
はりせい 【梁成】梁の上端から下端までの寸法。
ひうち 【火打】木造で床組や小屋組の変形を防止するために、設ける斜材。1階床に用いるものを火打土台、2・3階床、小屋組で用いられるものを火打梁という。木材や火打金物がある。
ひきよせかなもの 【引き寄せ金物】=ホールダウン金物。
ひっぱりきょうど 【引張強度】材料が外部から引っ張られ破壊するときの強度。
ふうあつりょく 【風圧力】風による建物に加わる水平力。
ふどうちんか 【不同沈下】建物の基礎の沈下量が一様でなく、建物に亀裂が入ったり、傾いたりすること。
プレカット 建築用材をあらかじめ工場で機械により加工しておくこと。コンピューター制御で制度が高く品質も一定する上工期も早い反面、複雑に取り組んだ仕口は無理。
プレストレス 外力による応力を打ち消すために、部材にあらかじめ与えておく応力または応力度。
べたきそ 【べた基礎】直接基礎の一つで、建物の面積全体を基礎にしたもので、地盤の荷重負担が減るとともに、基礎全体の剛性も高まる。
へんしんりつ 【偏心率】建物の重心と剛心のずれの割合。ずれが大きくなると、地震時などに、建物を回転させる力が大きくなり、耐震性能が悪くなる。
ほきょうかなもの 【補強金物】木造の継手や仕口部で接合部の補強や材の脱落防止のために用いられる金物。
ホールダウンかなもの 【ホールダウン金物】地震の時に柱が抜けるのを防ぐために設ける金物のこと。建物の隅角部に設置することにより性能が高まる。1階では基礎または土台と柱、2・3階の管柱では柱と柱、柱と梁へ取付ける。
マ行
まばしら 【間柱】木造在来工法で、柱と柱の間に入れる材で強度計算対象外の柱。
みきり 【見切り】仕上の終わる部分や仕上の取合い部分、またはその納まりのこと。
むなぎ 【棟木】棟の頂部にある母屋と同じ役目をもつ水平部材。
めんしんこうぞう 【免震構造】地震力が直接建物に伝わらないように、地盤と建物の間に地震エネルギーを吸収する装置を設けた構造。
もくぞうじくぐみこうほう 【木造軸組工法】=在来工法
モーメント 物体を回転さそうとする力。
もや 【母屋】垂木(たるき)を受ける部材。
もりど 【盛り土】敷地の造成の際、平らにするために土を盛ること。不同沈下の恐れあり。
モルタル 一般にセメント、水、砂を混ぜて練り合わせたセメントモルタルのこと。ほかに石灰、水、砂から作る石灰モルタルなどがある。
ヤラワ行
やいた 【矢板】軟弱地盤の掘削のときに、掘削後に土砂崩れが起きないように、掘削範囲の周囲に連続的に打ち込む土留め用の板木
やまがたプレート 【山形プレート】V形をしたZマーク表示金物。木造で引抜き力を受ける柱と横架材などの接合に用いる。
ヤングけいすう 【ヤング係数】材料によって異なる材料の変形しにくさを表す係数。
ゆかかじゅう 【床荷重】床に作用する荷重のことで、床自重、積載荷重など。
ゆかづか 【床束】1階床の大引を支える部材。プラスチック製は「プラ束」。
ようへき 【擁壁】造成工事などで、土砂の崩壊を防ぐために造られる構造物。
ラーメンこうぞう 【ラーメン構造】門型の軸組で、柱梁の接合部が剛接合になっている構造形式のこと。
ラスモルタル 左官工事で、メタルラスやワイヤーラス下地にモルタルで下塗り、または仕上をすること。
リベット 鋼板などを重ねて接合するための鋲。頭部の形状によっては丸・平・皿・丸皿リベットなどがある。
わくぐみかべこうほう 【枠組壁工法】=ツーバイフォー工法。
わりぐりいし 【割栗石】建築物などの基礎に使う適当な大きさに割った石。通常12~15cmくらいで、基礎や土間コンクリートの下に敷きこむ。
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